みちばたみちすがら

とおりみち通信 2007年5月8日号「道端の絶滅危惧種」の参考情報(5月14日)
 

 
オオイヌノフグリ:
オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリは、花の色が青紫〜紫で、花の大きさがイヌノフグリより大きいです。
また、茎から花までの間(花柄)がイヌノフグリの花柄よりもわりあい長いです。
葉っぱを近くで見ると、イヌノフグリの葉は少し黄味を帯びていて(日の当たる場所だと色あせてほんとに黄色っぽくなっていたりします)丸み・てかりがあり、手のひらをひろげたような感じがするのに対し、
オオイヌノフグリの葉はほぼ真緑で少しギザつき・ざらつきがある感じがします。
 
 
タチイヌノフグリ:
タチイヌノフグリとイヌノフグリ
左側がタチイヌノフグリ、右側がイヌノフグリ。
タチイヌノフグリは花がとても小さく、この写真のように開いていないこともよくあります。
成長するにしたがって茎が空中にニョキッと立ち上がります。
成長した茎の先のほうの葉は細くて、葉のまわりのぎざぎざ(鋸歯)がありません。
 
 
フラサバソウ:
フラサバソウとイヌノフグリ
左側がフラサバソウ、右側がイヌノフグリ。
フラサバソウはルーペなどで拡大して見ると毛むくじゃらに見えます。遠くから見ると白っぽい深緑(へんな言い方ですが)に見えます。また、成長したものは葉がややまばらで、茎が目立ちます。
この写真のように花の色が薄く、花びらの形もイヌノフグリとは違っています。
また、福岡で観察しているかぎりでは、葉のギザギザ(鋸歯)の数がイヌノフグリより少なく(フラサバは片側につき2個、イヌは3個)、やや横広がりの葉をしています。
 
 
以上、私がこれまで福岡で見てきた印象から、各種をイヌノフグリと比較してみました。
本記事へ

みちばたみちすがら: メニュー  

(c) 2007 さんちろく.